RGB は光、CMYK はインク
画面は RGB(赤・緑・青)の光を重ねて発色し、重ねるほど明るくなり、最も明るいのが白です。印刷は CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・黒)のインクを重ねて刷り、重ねるほど暗くなり、白は紙そのものの白です。発色の原理が逆なので、同じデータでも画面と紙では見え方が異なります。
RGB が表現できる色の範囲(色域)は CMYK より広く、特に彩度の高い蛍光グリーン、明るいブルー、ショッキングピンクは印刷インクでは再現できません。CMYK に変換すると暗く濁り、これが「印刷したら鮮やかさが足りない」とよく言われる原因です。
デザインデータは CMYK で作成を
RGB で入稿すると、製版で必ず CMYK へ変換され、その時点で色が変わります。最も安全なのは、最初からドキュメントのカラーモードを CMYK に設定し、印刷標準(Japan Color や ISO Coated など)でソフトプルーフして確認すること。刷り上がってから色違いに気づくのを防げます。
広い面積の濃い黒は、単色の K100 ではなく「リッチブラック」(例:C40 M30 Y30 K100)にするとより深く締まります。ただし小さな文字や細い線は、見当ズレによるゴーストを避けるため単色の黒のままにしてください。
FAQ / よくある質問
- 印刷した色が画面より暗いのはなぜですか?
- 画面は RGB の光で発色し、印刷は CMYK インクで光を吸収するためです。CMYK は色域が狭く、彩度の高い色は再現できず暗くなります。入稿前に CMYK へ変換しソフトプルーフすると差を減らせます。
- デザインデータは RGB と CMYK どちらにすべきですか?
- 印刷物は CMYK で作成してください。RGB で入稿すると製版時の変換で色が変わるため、最初から CMYK に設定するのがおすすめです。