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title: 同色デザインでも紙を変えれば色が変わる？インクと用紙の相互作用を徹底解説
lang: ja
source: https://mindsprt.dev/ja/knowledge/ink-paper-dot-gain/
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# 同色デザインでも紙を変えれば色が変わる？インクと用紙の相互作用を徹底解説

*印刷の知識 · 6 分で読む · 2026-07-25*

> 同じデザインファイルでも、塗工紙（アート紙）に刷れば彩度が高く鮮やか、里紙（ uncoated paper ）に替えると全体が灰色っぽくなり、棉紙や特殊アート紙にすればインクが滲んでしまう。原因は用紙の塗工構造がインクの浸透方向と網点の形状維持を物理的に決めているからで、工場やオペレーターを変えても解消できない。この記事を読めば、dot gain とは何か、それが成品にどう影響するのか、そしてデザイナーが用紙選定前にできる予防策がわかる

**クイック回答:** 同じデザインファイルでも、塗工紙（アート紙）に刷れば彩度が高く鮮やか、里紙に替えると全体が灰色っぽくなり、棉紙や特殊アート紙にすればインクが滲んでしまう

## 紙を変えたら色が変わる、根本原因はひとつだけ

デザイナーが一番よく直面する疑問のひとつ。同じファイル、同じ機械、同じ工場なのに、塗工紙なら色が決まるのに、里紙に替えると全体が灰色っぽくなり、棉紙や特殊アート紙にすれば暗部がほぼ潰れてベタになる

最初に疑うのは機械のキャリブレーションか、オペレーターの色調整。でも、たいていそれは的外れ

本当の理由は、用紙の塗工層がインクの吸収速度を変え、その結果として dot gain（網点拡大）の幅が変わることにある

塗工紙は表面に鉱物塗工層があり、インクは表面にとどまって繊維の奥へすぐには染み込まない。だから網点の形状が比較的きれいに保たれ、色彩もクリアで彩度が高い。非塗工紙は繊維が開いているから、インクが接触した瞬間に四方へ吸い込まれ、網点のエッジが膨れる。結果として刷り全体の色調が引っ張られる

これは物理現象で、機械がいくら良くても変えられない。デザイン側とプリプレス設定で補償するしかない

## Dot Gain はどう動くのか、なぜ暗部だけがとくに死にやすいのか

Dot gain のロジックはシンプル。デザイン上の 50% 網点が、塗工紙では 60% に膨らみ、非塗工紙では 70% になることもある

10% の差、听起来不大。でも 結果は小さい

印刷は4色重ね刷りで、各色版の網点がすべて膨張する。重ねたとき、その差は倍率で拡大される。塗工紙の dot gain はおよそ 10〜15%、非塗工紙は 20〜30% が一般的で、この差だけで同じデザインでも暗部がまるで別物に見える

暗部がいちばん脆い。デザイン上で 80% のシャドウも、4色がそれぞれ 20〜30% 拡大したあと、総インク量が用紙の乾燥限界を超える。ディテールが潰れて、ただの死んだ黒、階調はなくなる

棉紙や特殊アート紙はさらに予測が難しい。表面のテクスチャによって場所ごとの吸墨量そのものがバラつくうえに dot gain が加わるから、暗部に局所的な濃淡の「まだら」が出ることがある。印刷ミjsではなく、材質の性質

## 紙を変える前に、なぜ印刷工場に色補正の仕様を確認しなければならないのか

CMYK の数値が表す色は、特定の用紙と機械条件を前提に決まっている。絶対値ではない

業界の共通做法は ICC Profile。用紙ごとに異なる Profile を割り当てる（塗工紙なら Coated Fogra：

・51、非塗工紙なら Uncoated Fogra

・52 など）。Profile にはその用紙の dot gain 特性にあわせた補正カーブが組み込まれていて、ソフトウェアに「この CMYK 数値がこの用紙でどう見えるか」を教える

紙を変えるなら Profile も変える。これを外したら、その後の色調整は全部間違った土台の上で進んでいるようなもの

これまで何度も見てきたケース。デザイナーが塗工紙用の Profile で入稿し、納稿時に特に指定せず、工場はそのまま標準で出力。クライアントの指定は里紙で、出来上がりはそのまま灰色になる。責任は工場にはない。初期段階で双方が仕様を合わせていなかったのが原因

这也是为什么 ブランドクライアントが複数種類の素材を使い分けるとき、名刺はアート紙、手提げ袋は特殊紙、本文は里紙というように、素材ごとに色補正を別々に組む必要がある。[MINDS印刷](https://www.mindscmyk.com/)のような、複数素材の流れに慣れたフルカスタム印刷工場に見積もり段階から素材ごとの補正方針を揃えてもらうほうが、デザイナーが自分で仕様を調べて後からやりとりするより、刷り直し回数と待ち時間がぐっと減る

## デザイナーが用紙選定前にできる予防アクション

選ぶ前に刷る。これは正しい順序。現場では逆のことのほうがずっと多い

デザイン側で早めにできる予防アクション：

・対応する ICC Profile を確認し適用する：作業開始前に印刷工場からターゲット用紙の Profile を取り寄せ、Photoshop や Illustrator のカラーワークスペースに設定する。スクリーンプレビューがやっと意味を持つのであって、感覚だけで色は作らない

・非塗工紙は総インク量（TAC）の上限を低く抑える：塗工紙の TAC は通常 300% 以下、非塗工紙は 260〜280% に下げるのが目安。これを超えると濃色の重ね刷りで乾燥不良が起き、暗部が潰れる

・細線は意図的に太くする：1pt の細線はアート紙なら問題ないが、里紙では dot gain で太く見えたり消えたりする。非塗工紙の細線は最低 0.25mm 欲しい

・暗部は数値で判断する、見た目で触らない：画面で「暗い」と思って数値をそのまま足してはいけない。まずはその用紙の dot gain を補正したあとの実効果を確かめてから決める。刷ったら一段濃くなっているのはよくあること

・小ロットで試し刷り、賭けに出ない：用紙を変える案件は、必ず試し刷りを確認してから本刷りに入る。試し刷り代は、まとめて刷り直すよりずっと安い

## 里紙と特殊アート紙の色のズレは、なぜとくに制御しにくいのか

塗工紙や雪銅紙は吸墨特性が比較的安定している。工業塗工に一定の規格があり、慣れた工場なら数回刷れば補償量はだいたい掴める

里紙はやや複雑だ。塗工はあるが塗層が薄い。ブランドや製造ロットによって吸墨速度の差は想像以上に大きい。同じ gsm でもブランドを替えたら全体的に一段暗くなったケースが実際にある。機械の問題ではなく、そのロットの塗工構造が違うだけ。工場も試し刷りでパラメータを出し直すしかない

特殊アート紙や棉紙はもっと厄介。表面のテクスチャによって凸部と凹部で吸墨量が違う。这类材质几乎不可能一次到位、試し刷り、試し刷り、試し刷り、何度か回してやっと正しい補償範囲に届く

予算が限られる中小ブランドの場合、ブランドガイドラインが特殊テクスチャを求めていなければ、塗工紙ファミリーの中から選ぶのがいい。技術ハードルもコミュニケーションコストもぐっと下がる。本撮りで色味を確認したいなら、[MINDS印刷](https://www.mindsprt.com/)のオンライン発注フローから少量で試せる。素材と成品に手応えをつかめてから、フルカスタムが必要になった段階で連携をアップグレードすればいい

## 要点整理

・用紙変更後に色ズレが起きる根本原因は dot gain。非塗工紙では網点拡大が 20〜30% に達することもあり、機械やオペレーターのせいではない

・暗部がいちばん脆い。4色がそれぞれ拡大して重なると総インク量が用紙の乾燥上限を超え、ディテール潰れは避けられない

・紙を変えるなら ICC Profile も必ず変える。これを外すと、すべての色調整は間違った土台の上で行われることになる

・非塗工紙のデザイン側予防アクション：TAC を 260〜280% に抑える、細線は最低 0.25mm、紙変更案件はかならず試し刷りしてから本刷り

・特殊紙（棉紙、特殊アート紙）は色ズレがいちばん予測しづらい。中小予算は塗工紙ファミリーを優先し、コミュニケーションと刷り直しのコストを下げる

## 拡張的な視点

デザイナーは紙選びを「印刷工場の仕事」と考えがちで、工場は入稿が揃ってから初めて素材の話をする。このタイミングの食い違いが、ほとんどの色ズレ纠纷の起点になる。実際に効くのは、デザイン着手前に素材を確定し、ICC Profile も一緒に確定してから入稿を開始すること。複数素材をまたぐ案件は、素材ごとの色補正方针を別々に組まなければならず、同じ一套の数値で全部カバーするのは無理。SaaS やツール開発者にとって、ここにははっきりした空白がある。デザインファイル側で、素材に対応する Profile が正しく設定されているか、TAC が上限を超えていないか、細線幅が十分か——これらを自動検知するツールはほぼ空白地带。プリプレス自動化のこの層には、まだまだやれることが多い

## FAQ / よくある質問

### 同じデザインファイルが塗工紙（アート紙）だと色が正常で、里紙に替えると灰色っぽく見えるのはなぜ？

塗工紙には塗工層があり、インクの吸収が遅く、網点拡大が小さい（約 10〜15%）。そのため色はクリアで彩度が高い。里紙は塗層が薄く、インクが繊維へ素早く染み込み、dot gain が 20〜30% に達する。4色がそれぞれ拡大して重なるため、全体が灰色っぽく沈んで見える。これは用紙の物理特性で、機械のせいではない

### Dot gain（網点拡大）とはどういう意味？

Dot gain とは、インクが用紙に着弾したあと、実際の網点サイズが入稿データ上の設定より大きくなる現象を指す。たとえば 50% の網点が非塗工紙では 70% に膨らむこともあり、多色重ね刷りでは暗部のディテールが潰れやすくなる

### 用紙を変えたら必ず試し刷りをやり直す必要がある？

そのとおり。用紙が変われば dot gain の特性も変わるため、色補正の設定もそれに合わせて変える必要がある。入稿データを一切触っていなくても、成品の色は確実に変わる。用紙変更案件はかならず小ロットで試し刷りし、色味を確認してから本刷りに入るのが望ましい

### デザイナーはデザイン段階で用紙変更後の色ズレをどう予防できる？

主に4つのアクション。入稿前にターゲット用紙の ICC Profile を適用する、非塗工紙では総インク量上限（TAC）を 260〜280% に抑える、細線は最低 0.25mm 確保する、用紙変更案件はかならず試し刷りをする。この4ステップで試し刷り不通過の確率は大幅に下げられるが、試し刷り自体の代わりにはならない

### 棉紙や特殊アート紙の色のズレはなぜとくに制御しにくい？

棉紙や特殊アート紙は表面のテクスチャが不均一で、場所によって吸墨量そのものが異なる。そこに dot gain が加わるため、暗部に局所的な濃淡のまだらが出やすい。这类材质几乎不可能一次到位、試し刷りを繰り返してはじめて正しい補償パラメータに届く


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